NISC「インターネットの安全・安心ハンドブック」を活用した
セキュリティリテラシー講習のご案内
【NISCハンドブックを活用した授業スケジュール表の公開】
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サイバーセキュリティイニシアティブジャパン(CSIJ)では人材分科会において、セキュリティ対応を行うための専門人材のロール定義とその育成のアプローチを検討していますが、サイバーセキュリティは今や一部の専門家だけで守れるものではなく、新社会人を含めた組織の全員がセキュリティリスクを低減し、インシデントを発生させない対応を行う必要があります。
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そのためには新社会人としても最低限必要なセキュリティスキルを身につける必要があり学習するための教材が必要となりますが、NISCが発行している「インターネットの安全・安心ハンドブック」は非常によくまとまっており、インターネットを利用する上で重要な内容が網羅されていることから、CSIJの会員企業もユーザーに紹介をすることが多いツールです。
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しかしこの、NISCハンドブックは200ページ以上あることから、ハンドブックをすべて解説または閲読すると6時間近くかかります。このためCSIJでは学習対象者の知識レベルごとに説明する項目を抜粋して、3時間程度で学習できる授業スケジュールを作成しました。
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内定が出て新社会人としてデビューするまでの事前学習ツールとして、あるいは新入社員教育時のセキュリティリテラシー講習として、ご活用ください。
【授業スケジュール表を利用する】
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NISCのサイトより、「インターネットの安全・安心ハンドブック」をダウンロード等をして入手してください。
https://security-portal.nisc.go.jp/guidance/handbook.html
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本サイトより、「NISCハンドブック授業スケジュール表」を引き取っていただき、シート「本資料の使い方」をお読みください。
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シート「新社会人向けスケジュール表」の時間数参考に、NISCハンドブックによる講習会を行ったり、学習対象者にNISCハンドブックの閲読をさせてください。
【授業スケジュール表作成にあたっての検討ポイント】
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授業項目の選定にあたっては新社会人にとって必要だと思われる項目を以下3点を要件として選定し、3時間以内で終えることができるようにスケジュールしました。
・新社会人が仕事をする上で必要となる知識に限定する
・通常、システム部門が対応する内容は除外する
・SNSや著作権など、ほかの研修でカバーされる内容は除外する
【今後の検討事項】
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今回の公開資料は、部門を問わない新社会人向けの学習を対象としたものですが、これまでリテラシー教育を行っていなかった組織については、社内セキュリティ勉強会でもご活用いただけると思います。
また、順次「IT知識はあるが情報セキュリティは自信がない方」、「ある程度情報セキュリティの知識がある方」向けのスケジュールも作成予定です。
ぜひNISCハンドブックの活用機会拡大のために本資料をお使いいただけますと幸いです。 -
なお、スケジュールのカスタマイズや専門人材の育成などのご相談は、人材育成ビジネスを行っているCSIJ会員企業をご紹介しますのでCSIJ事務局(sec@csi-japan.org)までご連絡ください。

